ドクターブログ 「歯〜トフルトーク ♫」

2022.04.25

歯科口腔外科で行う治療

親知らず抜歯・埋伏歯・難抜歯

埋まったままの親知らずが発見されたら、早めに抜くことをおすすめします。その時に自覚症状がなくてもいずれ何らかの弊害を生ずることが多いからです。また、一度でも炎症が起こった親知らずは炎症を繰り返すことが多く、身体の抵抗力が落ちた時には大きく腫れることもあります。噛むのに役立たないばかりではなく、手前の大事な7番目の奥歯まで虫歯や歯周病でだめにしてしまう恐れがあり、事前に抜いておくことが賢明です。

年齢を重ねますと、骨も硬くなり、治りも悪くなりがちですので、最近では10代後半から20代前半で親知らずを抜歯することが多いです。10代前半ぐらいから歯科医院で、親知らずの状態をよく観察してもらうことをおすすめします。

マイクロスコープを用いた外科的歯内療法(歯根端切除術)

痛みや腫れが引かない難治性の歯根病巣を、この病巣発生の誘因をなした歯の根尖と共に切除してマイクロスコープ下で徹底的に清掃し、歯を抜かず保存する治療法です。

インプラント手術と再生療法(骨移植・骨造成)

インプラント治療とはチタン製の人工歯根を顎骨に埋め込み、見た目だけでな<天然歯と同じ租度に咬む力を回復する画期的な治療法です。欠点としては手術が必要な事、時間と費用がかかる事です。
基本的にインプラント治療では骨の厚みや高さ、骨密度など顎の骨がしっかりしていないとできません。そのため虫歯や歯周病による炎症で顎の骨が溶けてしまったり、歯を失って時間が経ち、骨が痩せてくるとインプラント治療が難しくなる場合があります。その場合、インプラント埋入手術と同時に骨の厚みを増やす骨造成手術、骨移植術などの外科処置が必要になります。

顎関節症

顎関節症は、口が開かなくなったり顎関節の痛みや雑音に加えて首や肩こりなどの症状を伴うことが多く、歯ぎしりや噛みしめ、ストレスや日常の癖など、様々な原因が絡み合って起こる多因子性疾患と言われています。

ドライマウス(口腔乾燥症)

唾液が少なくなるために、会話や食事がしづらくなる病気です。悪化に伴い虫歯・歯周病•口内炎が起こり易くなります。

口腔粘膜疾患(口内炎や腫瘍、のう胞、裂傷など)

痛みを伴う再発性の歯肉口内炎、ウイルスによるヘルペス性口内炎、真菌(カビ菌)による口腔カンジダ症、レース状の白線とびらんが混じった扁平苔癬、粘膜の下に唾液がたまってできる粘液のう胞など、口腔内だけでも様々な粘膜疾患が存在します

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