佐々木人吉駅歯科 親知らず抜歯の特徴
親知らず抜歯で注意しないといけないポイント
親知らず抜歯で注意しないといけないポイントの一つは下顎の骨の中を通っている神経を傷つけない事です。
仮に歯を抜く時に誤って神経を傷つけてしまうとずっとしびれた状態が続きその後の生活に多大な悪影響を及ぼします。
これを避けるため、親知らず抜歯の前にCT撮影を行い神経の走行と親知らずの位置関係を3次元的にしっかり検査してから処置を行います。
親知らず抜歯が必要なのに神経が近くて危険な場合には
親知らず抜歯が必要なのに神経が近くて危険な場合には〔2回法〕と〔コロネクトミー〕という治療法で抜歯を行います。
2回法は、文字通り2回に分けて抜歯を行う方法で歯冠という歯の頭の部分だけを切断して抜去し、残った根っこの部分は半年程度経過して神経と根っこが移動して離れたのを確認してから抜歯します。
コロネクトミーは悪影響を及ぼしている歯冠の部分だけを切断して抜去し、残った根っこはそのまま骨の中に残しておく治療法です。
コロネクトミーの治療の流れ
1.抜歯前
2.歯冠のみ抜歯
3.1年後
腫れや痛みが少なく、治りの早い親知らず抜歯のポイント
ポイント1 できるだけ手際よく短時間で抜歯する
ポイント2 超音波切削器具(ピエゾサージェリー)を使って周りの骨をできるだけ削らないで骨へのダメージを少なくして歯を細く分割して抜く
ポイント3 できるだけ若いうちに抜く
ポイント4 状況に応じて適切な薬を適切なタイミングで適切な量を投与する
ポイント5 再生療法を併用する
低侵襲な治療器具 超音波切削器具(ピエゾサージェリー)
超音波多目的治療器
(ピエゾサージェリー touch, イタリア メクトロン社製)
イタリアのトマソ・ベルセロッティ博士とメクトロン社が共同開発して完成した医療機器で、歯肉や粘膜、血管、神経などの軟組織を損傷させにくく、骨や歯などの硬組織のみを削ることができるのが最大の特徴です。3次元超音波振動により、従来のドリルなどの骨切削器具と比べて骨の切削量を抑えられ発熱がとても少ないため骨火傷によるダメージが少なく、術後の痛みや腫れを最小限にし、より良い治癒が得られます。